新米親父のパパ力向上メモ

2014年に第1子の、2018年に第2子の父親になりました

認可保育園までの道のり

昨年、認可保育園に全て落ちたときは大変だった。
前年度までの実績を考えれば人気の園は難しいとしても、どこかの認可園には入れると思っていた。
しかし考えることは皆同じだった。
同じように考えた同年代層が急激に地域に流入し、実は激戦区に変わっていたことに気づかなかった。
意識の高い親たちは事前になにがしかの保育実績を作って点数を貯めて入念に準備していた。
丸腰の我が家は全く刃が立たなかった。

育休中の嫁が急いで役所に相談に行くと役所の窓口は既に慌てた親で溢れてた。

帰宅すると、手当たり次第、認可外の保育所を当たった。
役所の資料やネットの検索結果をもとに近隣5km圏内の保育所をリストアップし夜遅くまで電話し続けた。
内見可能なところにはすぐに内見に行った。
内見できないところもこっそり周囲を下見に行った。
中には「こんなところに幼い我が子を預けるのか、、、」と失礼ながら思わざるをえないようなところもあった。

「共働きは無理だったのか?」
そんな考えが頭をもたげてくる一方で気持ちは意外と冷静だった。
なるようにしかならない、というまな板の上の鯉の心境だった。
あまりの急展開に気持ちがついてきてなかった側面もあったかもしれない。
「やれるだけのことをやろう。だめならそのとき考えよう。」
そう思っていた。

そして一つの認証保育園に出会った。
園庭はない。
通勤経路とは真逆に位置している。
しかし評判は悪くない。
よい園に入れるなら親の交通の便なんてどうでもよいことと思えた。
すぐに申し込んだところギリギリ滑り込みセーフで入ることができた。

これがすばらしい園だった。
子供はすぐにお気に入りの先生ができて園の生活を楽しむようになった。
先生が毎日、手帳に書いてくれる子供の様子には先生たちの愛情があふれていた。
認可には落ちたけど、結果的によい園に出会うことができてよかったと感謝している。

素晴らしい園だが1つだけ残念なのが4歳以上の子がほとんどいないことだ。
なんらかの理由で皆、出て行ってしまう。
とてもよい園だけど後々、寂しい思いをさせるくらいなら早めに転園させようという結論に至った。

今年の保活は昨年よりさらに激戦になっていた。
保育実績を作り少し点数を溜めた我が家だったが相変わらず人気の認可園にはまったく歯がたたない。
嫁の諜報活動により事前に各認可園のボーダーラインは把握していたので無理な園は外して現実的な園だけ申し込んだ。
人気の駅近認証は倍率がアホらしすぎて見向きもしなかった。

そして無事、認可園からの受入れ通知が届いた。
交通の便は今の園と変わらないがもはや苦にならない。
去年の落選したときの苦労と覚悟があるから多少のことはどうでもよいと思える。

親にとってはめでたい話だが子供にはまた慣れるまで苦労をさせてしまう。
大好きな先生との生活が後数日で終わり、また知らない人だらけの世界に放り込まれることを子供は知らない。
またよい先生に巡り会えることを祈るばかりだ。

きっと初日は泣きはらして帰ってくるだろう。
半休取得して帰ってきたらたっぷり遊んであげよう。
子供の好きな食べものを用意して待っていよう。