新米親父のパパ力向上メモ

2014年に第1子の、2018年に第2子の父親になりました

子供とお出かけするときに使えるカメラバッグっぽくないカメラリュック - Brevite Jumper

子供とのお出かけにも通勤にも使えそうなカメラバッグっぽくないカメラリュックを買いました。

カメラバッグは欲しいけどいかにも「カメラバッグ」なデザインのバッグは欲しくない。 カメラ以外の荷物も快適に収納、出し入れしたい。 そんな悩みを抱えている人の参考になれば幸いです。


リュックの悩み

子供とお出かけするときは写真を取るチャンスです。

しかし、子供のための荷物を色々と持ちつつ、カメラも持ち運ぶって意外と大変です。


所謂、カメラバッグはダメ

Peak DesignのEveryday Backpackのような所謂「カメラバッグ」はカメラの保護と出し入れにはとても便利です。 特にサイドアクセスには心を惹かれます。 バッグを降ろすことなくバッグ側面からさっとカメラを出し入れできるんです。

一方で、こういったバッグは子連れ向きとは言えません。

カメラ以外の荷物へのアクセスの悪さ

カメラバッグはカメラ以外の荷物の出し入れに関してあまり考慮されていません。 最悪、地面に置いて出し入れすればいいだろう的な発想です。 撮影機材の運搬のみが目的であれば理にかなっています。 しかし子供用の荷物を出し入れしようとするとストレスを感じることでしょう。

重い

平均的なカメラバッグは空の状態で1.5kg〜2kgです。 疲れた子供を抱っこすることになる身としては荷物は軽くてコンパクトな方がありがたいです。

威圧感

カメラバッグからは撮影への本気度みたいなものを感じます。 この「撮影するぞ!」という威圧感が個人情報にうるさい昨今、周囲のパパママたちの目にどう映るか不安になります。

コスパ悪い

こうしたことから子連れでカメラバッグを使う機会は少ないと思います。 普通のバッグと比べれば大分高価で保管スペースも多く取るのに出番は少なく、コスパが悪いです。


普通のリュックも少し不便

これまで私は普通のリュックを使ってカメラを運んでいました。 カメラを持っていくときも持っていかないときも同じリュックです。 カメラを持っていきたいときはStick It Wrapperという布にカメラを包んでリュックに入れてました。

この方法のよい点としては余計なリュックを所有しなくてよいことと、自然な見た目で子連れの輪の中に入れることです。

一方、不便と感じる点もあります。

それは全般的に荷物の出し入れがしにくくなるという点です。 カメラのように大きくて重いものがリュックの中にあることで荷物の出し入れがしにくくなります。 時には子供用の荷物を減らす必要も出てきます。 吟味した結果、子供の荷物は減らせないのでやはりカメラを置いていくことにするというのもよくあるオチです。


カメラバッグっぽくないカメラバッグ探し

2年ほど前にも同じような悩みから丁度よいバッグを探したのですがそのときは満足のいくものが見つかりませんでした。

しかし最近、使っていたリュックが壊れたので改めて探してみることにしました。


要望

これまでの不満から要望を整理しました。

  • サイドアクセスでカメラをさっと出し入れできること
  • 子供用の荷物も収納できて出し入れがしにくくないこと
  • 軽いこと
  • いかにも「カメラバッグ」、「撮影機材」っぽい見た目ではないこと
  • カメラを持ち運ばないときには普通のリュックとして違和感なく利用できること
  • 飲み物や折りたたみ傘を収納できるサイドポケットがあること
  • 外側にも内側にもポケットが複数あること
  • ロールトップは格好はいいが開けるのが手間なのでNG
  • 物が探しやすいようメイン収納が2気室構造なこと
  • Macbook Pro 14インチが入ること

候補

しかし探してみるとなかなか見つかりません。 カメラメーカは子育てパパ・ママ向けにせっせとカメラを宣伝、販売しているのに、どうして子連れの親にぴったりのカメラバッグはこんなにもないのでしょうか? 不思議でなりません。

それでも諦めず時間をかけて探していたらいくつか候補を見つけることができました。

  • Brevite Jumper Photo Backpack
  • Lintta
  • オフトコ
  • オフトコハイグレード
  • Moment MTW Camera Backpack
  • Camera Backpack by Scenery
  • FLOORPACK flex
  • daypack Kyu

状況は2年前より改善しているようです。 しかしこのペースでは完全に解決する頃には私の子供は成人してそうです。

以下にそれぞれ紹介していきます。

結論から言うと値段の割に安っぽいけど万人向けなのがBrevite Jumper、女性におすすめなのがLintta、費用が最重要事項でサイドポケットを妥協できるならオフトコ、格好よさが最優先ならSceneryです。


Brevite Jumper Photo Backpack

概要

いい点

すべての要件を満たしてます。 デザインは無難な感じです。 重量も770gとカメラバッグとしては破格の軽さです。

悪い点

軽い反面、カメラバッグとしてはやや作りが甘いです。 防水性能はリュックとしては普通ですが高価な機材を運搬するカメラバッグとしては低いと思います。 バッグの底が汚れに強い素材でなっていません。(一応、洗濯できるらしいです) メイン収納を2つに分割する仕切りがファスナーではなくマジックテープです。 円安の影響もあり23,000円のバッグとしては安っぽい作りだと感じます。

コメント

海外ではTikTokなどで積極的に宣伝をしていて、かなり人気のあるカメラリュックのようです。 日本国内では購入できないようで、海外のサイトで購入する必要があります。 汎用性が高く、ライトユーザにはピッタリで、多くのパパ・ママにとって候補になると思います。


Lintta

概要

いい点

すべての要件を満たしてます。 著名な女性旅人がデザインしたそうで、カメラ収納以外の部分も便利そうです。 作りもしっかりしているように見えます。

悪い点

14.5Lとやや小振りです。

また、作りがしっかりしている代償としてBrevite Jumperより少し重めです。

この写真ではそこまで感じませんが他の写真を見るとやや女性向きに見えます。

コメント

女性なら有力候補でしょう。 男性でもこのデザインと容量に違和感がないのであればよい選択肢だと思います。 細かい部分の設計も作りもしっかりしているので色々な場面で活躍してくれるはずです。


Camera Backpack by Scenery

概要

いい点

すごい格好いいです。 またHAKUBAが製造しているということで、作りがしっかりしている印象です。

悪い点

よく見ると使い勝手に不安を感じる点がいくつかありました。

  • 上部収納の開閉はフックで、アクセスが悪そう
  • 上部収納は雨が侵入して濡れそう
  • メイン収納上部の荷物にアクセスするには側面を全開にする必要がありアクセスが悪そう(上部からアクセス不可)
  • カメラ用スペースが相対的に大きすぎて子供用の荷物を入れる余裕が少ない

またカメラ用インナーケースを外すと2気室構造でなくなってしまい、カメラを使わないときは2気室構造で使えない点も残念です。

コメント

makuakeでの受付は終了してますがオンラインショップでは購入できるみたいです。 このデザインに惚れて細かいことには目をつぶって購入してもよいかもしれません。 悩みましたが今回はデザインより使い勝手を重視することにしました。


Moment MTW Camera Backpack

概要

いい点

カメラバッグっぽく見えませんし、リュックとして普通に格好いいです。

悪い点

Scenary同様、カメラ用インナーケースを外すとメイン収納部が2気室構造ではなくなります。

またカメラ用インナーケースが大きすぎてカメラを入れた場合、他のもの入れるスペースがほとんど残りません。

コメント

子供の荷物がほとんど入らないのでは私には合わないです。 もっと小さいインナーケースを売ってくれれば2気室構造でない点に目をつぶれたかもしれません。


オフトコ

概要

コメント

カメラバッグっぽさは少なく、軽量で、値段が安いです。 価格面から多くの人にとって魅力的な選択肢になると思います。 しかしサイドポケットがないのは個人的には致命的でした。


オフトコハイグレード

概要

コメント

カメラバッグっぽさは少ないです。 価格と機能性の高さから多くの人にとって魅力的な選択肢だと思います。 しかしやはりサイドポケットがないのは私には致命的です。


FLOORPACK Flex

概要

コメント

makuakeで募集していたリュックですが残念ながら見つけたときには受付が終了していました。 近々、drip公式サイトで販売されるそうですが本日時点ではまだ取り扱っていません。

Sony a7ユーザならお世話になっているであろう「けーすけさん」監修です。 すべての要件を満たしています。 1kg超えですが高級感がある作りなので受け入れられそうです。 左右両サイドからメイン収納下部へアクセスできるのは点数高いと思います。 あえて難癖をつけるなら個人的にもう少し容量が欲しいのと(子供用の荷物と自分の荷物とカメラが入るから)、サイドポケットが常時使用するには少し頼りなさそうなところでしょうか。 今すぐ購入できないので今回の選択肢には入りませんでしたが将来、買ってみたくなるかもしれない逸品です。


daypack Kyu

概要

コメント

kickstarterで募集していたリュックですが残念ながら見つけたときには受付が終了していました。 カメラをネットに入れてリュックの中で宙吊り状態にするという面白い構造です。 外観はミニマルでとてもおしゃれですが、ポケットや仕切りが少なく、子連れ向きではないですね。 面白い発想なので新作に期待したいところです。


Brevite Jumperか?Linttaか?

一部製品のデザイン性には強く惹かれましたが、今回は機能性最優先で選ぶことにしました。

要件をすべて高いレベルで満たしているのがBrevite JumperとLinttaです。 この2つで悩みました。

いずれのバッグでも通勤、カメラなしのお出かけ、カメラありのお出かけ、ちょっとした旅行など、様々なシーンに活用できそうです。

子連れのお出かけのときにカメラや交換レンズを今より気軽に持ち運べるようになるでしょう。

カメラなしの時もメイン2気室構造を活用して荷物を楽に収納、出し入れでき、子供の対応が楽になると思います。

カメラ収納部はPC収納やメイン上部収納から完全に独立しているので職場にこっそりカメラを持っていってもバレなさそうです。

安い買い物ではありませんが確実にもとが取れると思います。


Brevite Jumper購入

Linttaはサイズ感がネックだと感じました。

一方、Breviteは作りが甘いという欠点はありますが、その分、軽いですし登山するわけでもないので使用上、大きな問題にならないだろうと思いました。 最終的にBrevite Jumperを購入することにしました。

まだ到着していませんがしばらく使ったらレビューしたいと思います。