新米親父のパパ力向上メモ

2014年に第1子の、2018年に第2子の父親になりました

Synology Momentsを8ヶ月使った感想

Synology Momentsを8ヶ月間使用したのでレビューをしたいと思います。

 

      以前

昨年、我が家の写真/動画管理方法を見直しました。
それまで我が家にはIO DATAの古き良きNASが鎮座しており、夫婦で撮影した写真、動画はパソコンに取り込んでここに転送することになっていました。
しかしiPhoneやカメラのデータをパソコンに取り込むのがお互い面倒で全く互いのデータを共有できていませんでした。
このため年賀状の写真を選ぶときや親族向けの家族ムービーを作成するときはデータ集めに四苦八苦。
またiPhoneからNASの写真を閲覧するのも大変不便で実質閲覧できない状態でした。

 

見直しを始めた当初はGoogleフォトにはまりましたが、その後、色々とあってSynologyのMomentsに目をつけて、最終的にDS218を購入しました。
この辺の経緯は過去のエントリを参照ください。

 

      現在

iPhoneで撮影した写真/動画はiPhoneアプリでMomentsの家族共有アカウントにアップロードしています。
簡単です。

 

EOS M3で撮影した写真/動画はパソコンに取り込んで現像、GPS情報付与してからJPEG形式で書き出してMomentsの家族共有アカウントにアップロードしてます。
RAW画像は/photos/<年>に保存してます。

 

データの閲覧はiPhoneからもパソコンからも可能です。

 

Moments上の写真を編集したいときは少し面倒です。
EOS M3で撮影した写真の場合は/photos/<年>で原本を見つけて編集します。
iPhoneで撮影した写真の場合はMoments上の原本を/photos/<年>にコピーしてから編集します。
編集が完了したらMoments上の編集前の写真を削除して新しい写真をアップロードします。

 

      Photo Stationの役割

Photo Stationでは原本(主にRAW画像)を保管しています。
Momentsでは完成品を管理しています。

 

当初、Photo Staionは使っていませんでした。
その後、LightroomでRAW画像の編集をするようになるとRAW画像を原本としてどこかに保管した方がよいと考えるようになりました。
普通にDrive配下に置いてもよかったのですが、原本が増えたとき画像検索機能が強力なPhoto Stationの方が便利かもしれないと考えて導入しました。
原本管理については保管期間や過去のJPEG画像の扱いなど考えないといけないことが多いです。

 

      感想

以前抱えていた不満は解消されました。
嫁さんはiPhoneだけでアップロードも閲覧もできるようになり喜んでいます。
私も年賀状や家族ムービーを作成する際に嫁のiPhone内のデータを徴収する手間が省けて助かってます。

 

      だめなところ

Googleフォトと比較するとユーザビリティはかなり低いです。
細かい差を挙げるとキリがないのでいちいち取り上げませんがGoogleフォトレベルのクオリティを求めている人はがっかりするでしょう。
その代り容量は無制限で、保存する写真のコンプライアンスを気にする必要もありません。
Googleは子供の裸や水着の写真に厳しいので)

 

Momentsにアップした写真を編集するという概念がないことも残念な点です。
Moments自体に編集機能はほぼなく、また編集した写真をアップロードすると編集前の写真と両方残ってしまいます。
このため古い写真を削除して新しい写真をアップロードするという手順になりますが、写真を削除するとその写真で学習していた顔認識はリセットされます。
便利な顔認識機能ですが自分はLightroomでよく現像するので顔認識機能は使い物にならない状況です。
 
スライドショー機能がパソコンのブラウザでしか対応してないのも残念な点です。アプリで対応してくれればスマホタブレットデジタルフォトフレームのように使えるのですが、そういった鑑賞方法はMomentsではできません。

 

最後に細かい点ですがiPhoneアプリを起動してから操作するまで少し待った方がよいです。
アプリがNASへの接続を確立する前に色々と操作するとアプリがフリーズします。
また全サムネイルの読み込みに結構、時間がかかります。
キャッシュとかしないの?と思ってしまいます。