私のMacにはデスクトップ向けの「Adobe Lightroom Classic」に加えてクラウドベースの「Adobe Lightroom」もインストールされています。いつインストールしたのか記憶にありません。不慣れな頃にポチっとしてしまったのでしょうか?
いずれLightroom ClassicはなくなりLightroomへ移行されるという噂もあります。ならば早めにLightroomへ移行した方がよいかと思い、先日の運動会のRAW画像をLightroomに読み込んで現像、GPS情報付与、写真の整理を試してみました。
読み込み
読み込んだ画像データをiPhoneで確認できることは便利だと思いました。移動中などにちょっとでも確認できると捗ります。
調べてみたらLightroom Classicでもコレクションのプレビュー画像をクラウドに同期できるんですね。早速、有効にしました。
現像作業
現像作業は普通にできました。Lightroom Classicと比べるとLightroomのUIはすっきりしており、ビギナーを意識した設計になっているようです。高度な現像作業をしない自分としては、この方が使いやすいと感じました。
GPS情報の付与
Lightroom Classicではマップ画面で地図をブラウズして撮影地点をクリックで選択することができます。複数の写真を一括処理することも可能です。残念ながらLightroomでは同じことができないようです。
私が試した限りLightroomでGPS情報を付与するには住所をテキスト入力するしか方法がないように見受けられました(名所は名前だけ入力すれば大丈夫でした)。GPS情報を入力すると地図が表示されますが、それは閲覧用の地図で、位置を変更したり、別の写真を同じ位置に追加したりすることはできませんでした。
2、3枚ならこれでもよいかもしれません。しかしこの方法で100枚の写真にGPS情報を付与しようとすると発狂しそうです。GPS情報が不要な人か、予めGPS情報付きで撮影された写真を編集する人には十分だと思いますが、EOS M3ユーザの私には厳しい仕様です。
整理、検索
Lightroom Classicではキーワードなどのメタデータをショートカットで付与し、その後、メタデータをもとに分類したり検索したりしています。一方、Lightroomではキーワード関連の機能が簡略化されており、代わりにAIを活用する流れのようです。
しかし今、キーワードで行っている分類をそのままAIで置き換えられるのは無理だと思います。例えば、子供が写っている写真があったとして、その写真は家族と共有すべき写真か、そうでない写真かはAIには判断できませんよね。こういった「用途」別の分類、検索はLightroomの他の機能で実現する必要があります。方法はありそうですが、、、今、Lightroomで試行錯誤するよりはLightroomの機能拡張を待った方がよい気がします。
結論
私の使い方にはLightroom Classicの方が合っているように感じました。またLightroomの使い勝手の低さを見るとLightroom Classicがすぐになくなることはなさそうに思います。しばらくLightroom Classicを使い続けようと思いました。