不要になったハードディスクを捨てます。
家族のデータが入っていたハードディスクです。 万が一、悪意のある人間の手に渡ってもデータが復元・悪用できないようにしたいです。
業者に任せようかとも思いましたが、業者に任せたハードディスクから情報漏えいした事件が過去にあったような気がするので自分でやることにしました。
データ消去
まずデータを復元不可能なレベルにまで消去します。
Macでは標準の「ディスクユーティリティ」で実施できます。
破棄したいハードディスクをMacに接続し、ディスクユーティリティを起動します。
画面左で破棄したいハードディスクを選択し、「消去」をクリックします。
「セキュリティオプション」をクリックします。
データ消去のレベルを設定します。
最も安全なレベルは時間がかかり過ぎるので、私は1つ下のDOE(米国エネルギー局)準拠を選択しました。
「OK」をクリックして、最後に「消去」をクリックすると処理が始まります。
私の場合、1TBのハードディスクを1つ消去するのに丸1日くらいかかりました。
途中で失敗することがありますが、諦めずに再実施すると成功します。
ディスク破壊
最後に念の為、ハードディスクを物理的に破壊します。
カバーのネジを外します。 1箇所(写真赤枠箇所)だけ2枚のシールの下に隠れていました。 2枚目のシールはメタリックで一見、シールに見えなかったので発見するのに苦労しました。
なおネジの位置は製品によって異なります。
蓋を開けたらディスクを固定している部品を外します。
ここまで来てもヘッドが邪魔してディスクが抜けません。 ヘッドの動きを制限している2つの部品を外します。
これでようやくディスクが外せます。
ひっくり返して少し揺らしたら落ちてきました。
物理的に虐待します。
メーカーによってはハンマーで叩くとガラスのように割れるものもあるそうですので、怪我をしないように注意しましょう。
今回は割れないタイプだったのでタップリ傷を付けておきました。
ゴミ出し
ゴミに出します。自治体によって異なりますが私の地域では燃えないゴミ扱いです。
バラバラのままだと捨てづらいので組み立て直します。しかし変形したディスクは元の位置にはまらないので、ディスクだけは抜きました。
変形したディスクと組み立て直したパーツを捨てておしまいです。