ねんきん定期便が届いたのですが読み方がわからないので一般的な会社員の年金について調べました。
■会社員の年金
会社員は国民年金と厚生年金の2つに強制的に加入する。
第2号被保険者に分類される。
国民年金は厚生年金の前提となるため「厚生年金」という言葉が「厚生年金+国民年金」を意味することが多々ある。
■国民年金
支払うときは「国民年金」、受給するときは「老齢基礎年金」と呼ぶ。
支払い金額は定額で厚生年金と一緒に給与から天引きされている。
支払いと受給で呼び方が変わるし、支払いが厚生年金の影に隠れるしで、わかりずらい存在。
20歳〜60歳まで加入するため実は学生の頃から加入している。
■一般厚生年金
支払う金額は給与・賞与の金額よって異なり、会社と折半して、給与から天引きされる。
就職〜引退まで(上限70歳)加入する。
なお時折目にする「共済厚生年金」は公務員や私学教職員の厚生年金のこと。
会社員には関係ない。
■老齢厚生年金の受給資格
65歳以上であること
1ヵ月以上の(厚生年金の)被保険者期間があること
国民年金を25年以上納付していること(免除期間含む)
※国民年金の未納がある場合は老齢厚生年金を受け取れない
// 参考
■学生の年金
20歳になると国民年金に強制的に加入する。
自営業と同じ、第1号被保険者に分類される。
給与天引きではないため未納リスクがある。
■専業主婦の年金
国民年金に加入し、配偶者の勤務先を通して手続きを行う。
負担はない。
第3号被保険者に分類される。
// ねんきん定期便の見方
■国民年金の加入期間
・「第1号被保険者」
印字された月数が20歳の誕生月から就職するまでの月数と一致すればOK。
・「第3号被保険者」、「船員保険」
専業主夫、船員ではないので0月。
・ポイント
就職して第2号被保険者になってからの期間が表示されてないので非常に短く見えるが無問題。
下記の厚生年金加入期間が第2号被保険者としての国民年金加入期間と見なされる。
■厚生年金の加入期間
・「一般厚生年金」
印字された月数が就職してからの月数と一致すればOK。
・「公務員厚生年金」、「私学共済厚生年金」
公務員、私学教職員ではないので0月。
■最近の月別状況
・「国民年金(第1号、第3号)納付状況」
学生、自由業、専業主夫ではないので空欄。
・「厚生年金保険」
各月の納付状況が記載される。
毎月支払われていればOK。