新米親父のパパ力向上メモ

2014年に第1子の、2018年に第2子の父親になりました

Money Forward MEで家計簿管理できなかった

支払い方法によってハマる人とハマらない人がいると思います。

オリコカードのQUIC Payを多用する自分には厳しかったです。


きっかけ

私はiPhoneにオリコカードザポイントとSUICAを登録していて、ほとんどの支払いはこの2つで行います。 (iPhoneで支払うとオリコカードザポイントはQUIC Payとして扱われます)

あるときふと思いました。 iPhoneで支払っているのだからその記録が自動でiPhone上の家計簿に反映されればいいのに、と。

調べてみたらMoney Forward MEやMoney Treeでそういうことができるとのこと。 無料で使い始めることができるので試してみることにしました。


インストール&セットアップ

Money Forward MEのアプリをインストールして、その後、銀行口座やクレジットカード、証券会社や保険会社の口座、Amazon楽天のアカウントなどを登録します。 無料で登録できるのは10個までですが、私はクレジットカードや口座の数が少ないので全部登録できました。

登録が完了すると口座などからデータが読み込まれます。


いいところ

1. 現金以外の支払いは自動で反映される

電子マネー、クレジットカード、口座振替や銀行振り込みなどによる支払いは自動で反映されます。 分類も自動でしてくれます。 分類は変更可能で、変更するとMoney Forwardが学習してくれるそうです。

電子マネーとクレジットカードの場合、反映されるまでに数日、時間がかかりますが、これはクレジットカード会社に情報が反映されるのに時間がかかるためです。

2. 現金の入力も簡単

無料版でもレシートを読み取ることが可能です。 この場合でも自動で分類してくれます。

3. 資産の状況がひと目でわかる

複数の銀行口座の残高がひと目でわかります。 履歴も確認できます。 複数の銀行アプリを使い分ける必要がありません。

企業年金や学資保険の口座も登録できました。 いずれも重要な情報ですが確認するのを怠りがちです。

住宅ローンを組んでいる銀行を登録したらローン残高が表示されました。 残高を見ると気が滅入りますが現実を直視することは大事ですね。

銀行、証券会社や保険会社のアプリって色々あって結局、面倒になって全部使わなくなっちゃうんですよね。 Money Forwardがひとまとめにしてくれるのは本当にありがたいと思いました。 これからは今までよりもこまめに確認できそうです。


困ったところ

1. QUIC PayとSUICAで支払ったときの支出名と分類が大雑把

QUIC Payで支払うとMoney Foward MEにはお店の名前だけが表示されます。 SUICAで支払った場合は「物販」とだけ表示されます。 なにを買ったかは表示されません。

たとえばローソンでビールを買ったとします。 数日後、Money Forwardに反映されますが表示されるのは「ローソン」というお店の名前です。 適当な分類が割り当てられていますが、合ってるときもあれば間違ってるときもあります。 買ったのがお弁当かビールかウェットティッシュか思い出して分類が間違っていれば訂正する必要があります。

このチェック&修正作業がとても面倒です。 特に私のようにQUIC PayとSUICAで色々と買い物する人間には結構な作業量になります。 しかもそれを購入直後ではなく記憶が曖昧になった数日後に実施しないといけないので尚更、大変です。

2. オリコカードとSUICAは自動で反映されない

さらに状況を悪くするのがオリコカードとSUICAは情報が自動で反映されない点です。 ちなみに自動で反映されないのは2つとも画像認証を要求するかです。 これがなぜ状況を悪くするのか説明します。

これはオリコカードやSUICA以外にも言えることですがデータの取得は時々失敗します。 自動で反映される場合は1度や2度失敗しても全く気になりません。というか失敗したことすらほとんど気づきません。

しかしオリコカードとSUICAの場合は時間を置いて自身で再度試す必要があります。 こうなると支払い情報がいつ反映されるかわからない状況になり、チェック&修正作業も不定期になり、なにを買ったか思い出すのが非常に困難になります。 私は諦めました。

注. Money Forwardのせいではない

これはMoney Forwardのせいではなく電子マネーやクレジットカードの仕様です。 Money Treeなどの他のサービスでも同じ結果になります。


結論

電子マネー、特にQUIC Payを多用する自分ではMoney Forwardで家計簿をつけるのは厳しいと思いました。 不可能ではありませんが今より楽になることはありません。

Money Forwardを使うこと自体が目的なのではなく、楽になることが目的だったのでこれで家計簿をつけることは諦めました。

電子マネーを使わない人、もしくは電子マネーを特定の用途にしか使わない人ならいけると思います。(例えばQUIC Payは全て「食費」など)

でも各種口座やクレジットカードの管理には丁度よいので、サービス自体は使い続けようと思います。